生産者の声【肉】群馬が誇る高品質な上州牛・上州和牛を世界に発信

株式会社群馬県食肉卸売市場肉の駅玉村店

店長|古澤 茂さん

群馬県佐波郡玉村町大字上福島1189
0270-65-2550

群馬県産の肉牛・肉豚の集荷及びと畜解体処理・枝肉製造業務を担う群馬県食肉卸売市場直営の小売店舗。2003年にオープンした本店をはじめ、現在は道の駅「玉村宿店」「ららん藤岡店」の3ヵ所に展開する。日本有数の畜産県である群馬が誇る上州牛、上州和牛、厳選上州和牛、上州銘柄豚「上州麦豚」の専門店として消費者に最も近い立場で、安全・安心な食肉を提供している。

徹底した衛生管理とコールドチェーン

群馬県食肉卸売市場の直営店として2003年にオープンした「肉の駅」では、群馬県産の高品質な牛肉・豚肉の魅力を県内の消費者にPRすることを一つの目標として掲げています。当店で販売する食肉のいちばん大きな特徴は、国際基準である食品衛生管理基準のHACCP手法を取り入れ、衛生的で品質向上が図れるSQFの認定を受けた施設でと畜・枝肉処理されてから一度も施設外へ出ずに店内へ出荷されていること。品質をおびやかす細菌を持ち込まない・付けない・増やさないコールドチェーンによる徹底した温度・衛生管理とスピード感で、安全・安心かつ新鮮さが保たれた食肉を販売しています。また、店内の加工場並びに調理器具は、本社の品質管理部が定期的に細菌検査を実施。一般のスーパーよりも厳しい衛生基準のもとで食肉のカット、加工品の製造を行っています。
また、母体の群馬県食肉卸売市場では現在、アメリカ・カナダ・香港・シンガポール・タイ・マカオ・メキシコ・ベトナム・EU(欧州連合)の国産牛肉輸出認定工場の承認登録を取得。群馬のブランド牛を世界各国に向けて発信する拠点としての機能も担っています。

群馬食肉卸売市場の直営店として
県産の銘柄肉をPR

肉の駅は、群馬県内で肥育・食肉処理された上州牛(交雑種)、上州和牛(黒毛和種)、厳選上州和牛(黒毛和牛4等級以上)の他に、銘柄豚「上州麦豚」や国産の鶏肉など、安全・安心で高品質な食肉を扱う専門店です。国産牛の内臓類の取り扱いができるのも、と畜したその日のうちに搬入できる直営店ならではの魅力。ハツ、レバー、ハラミ、タン、ホホ、ハチノス、センマイ、小腸、テールなど一般のスーパーではなかなかお目にかかれない部位も豊富に揃い、入荷する週末にはこれを目当てに来店するファンも多くいます。また、店内で加工調理する上州牛・上州麦豚を用いたメンチやコロッケ、トンカツなどの総菜類も人気です。
日本有数の畜産県・群馬で育まれた上州和牛は、甘み・香り・うま味・柔らかさのどれにおいても優れているため、煮ても焼いてもおいしい。すき焼き、しゃぶしゃぶ、ステーキ、焼き肉など、さまざまな楽しみ方で和牛の旨みを堪能してもらえれば嬉しいです。また、ぐんま・すき焼きアクションの推進により、「群馬のすき焼きといえば上州牛・上州和牛」というように存在が広く認知され、県内での消費がさらに高まってくれることにも期待しています。

肉のプロ直伝!おいしい食べ方

すき焼きの作り方にはそれぞれ好みがあると思いますが、私は最初に肉を楽しみたいので砂糖と醤油で焼いた関西風が好きです。肉のおいしい食べ方となると、やはり火の通り加減が鍵。特に赤身の場合は脂が少ない分しまりがはやいので、硬くなるまで焼いてしまうと肉本来の風味や食感を損ねてしまいます。すき焼きにしても焼き肉にしても、焼きすぎないことが大事ですね。また部位によって最適な調理方法があり、ほほ肉やすね肉といった硬さのある部位は、シチューなどの煮込み料理に用いるといいでしょう。

おいしい肉の見分け方

牛の場合はぞれぞれの個体差もあるので一概にはいえませんが、一般的にカットしてすぐは発色が良く、時間とともに緑がかった茶色へと変化していくもの。鮮やかな色で選ぶというのも間違いではありません。また肉を選ぶ際に、肉から出ている水分を気にする方も多いと思いますが、実は個体差によるもの。この水分は「ドリップ」と呼ばれ、肉が元々含んでいる水分が時間とともに流れ出る自然な現象なのです。どうしても赤身の部位の方が水分量が高く出やすいものですが、食した時の風味や食感に大差はないと考えていいでしょう。
霜降りの場合は、柔らかくて溶けるような脂の甘みを楽しめるのが魅力。赤身は噛み応えと肉肉しい風味があり、さっぱりしているモモ肉、独特の肉の味が強い肩肉など部位によっても特徴があります。それぞれの好みに合わせて選んでみてくださいね。

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