生産者の想い
高い目標を持って９名の生産者の取り組みが生み出す
上質な肉質と安定した生産量
９名の生産者が同じ目標を目指して取り組む「赤城ポーク」
赤城ポーク生産者組合 組合長 ㈱きのかみ養豚 代表取締役 田中則之（タナカノリユキ）さん、赤城ポーク生産者組合 副組合長（有）ライジング・サン・ファーム 角田 悟（ツノダサトル）さん、群馬県養豚協会 会長 前赤城ポーク生産者組合 組合長 （有）斉田ファーム 代表取締役 斉田和則（サイダカズノリ）さんの３名の方にお集まりいただき、お話を伺いました。
（有）斉田ファーム 代表取締役 斉田和則さん
日本でも有数の養豚エリアとして知られる赤城山麓で生産されているのが、赤城ポークです。約30年前よりJ Aの主導で取り組みが始まり、以来「赤城ポーク」という名前で生産に取り組み続けています。生産開始当初は、まずは地元の人に応援してもらおうと月に2回、地元の方々に肉を宅配する取り組みも行っていました。「今まで豚肉は好きじゃなかったけど、赤城ポークなら食べられる」といった評判も広がり、現在は全国にその名前が広がりました。
長年取り組み続けてきたこともあり、東京、大阪をはじめ全国の有名肉店や料理店でも使われています。認知はされているので、現在は、安定した高品質な肉の生産に徹底して取り組んでいます。
赤城ポーク生産組合には9名の養豚業者が所属しています。それぞれ、別の養豚業者ですが、100%同じ方向を向いて赤城ポーク生産に取り組んでいることが、高品質な食肉の生産につながっていると思います。
安定した肉質と生産のために大切にしている
「徹底した衛生管理」と「豚にストレスを与えないこと」
㈱きのかみ養豚 代表取締役 田中則之さん
生産の上で大切にしていることは、なんといっても「豚を病気にさせない」、これにつきます。そのために、衛生管理とワクチンプログラムを徹底しています。窓を開け換気をし、埃を防いで、豚舎は常に清潔にしています。ワクチンは、効果の期待される適切なタイミングで打つことで、病気を防ぎます。「病気を出さないこと」「病気を入れないこと」この二つを大切にしています。
斉田さん
豚にストレスを与えないことですね。ストレスなく育った豚は、質の良い豚肉となります。きれいな豚舎で大切に育てています。
生産者それぞれの工夫で取り組む「美味しかった」という声につながる生産
斉田さん
自分の思ったようなやり方で豚を育て、それが「美味しかった」という声につながった時にやりがいを感じます。先日も娘がバーベキューをしたときに、赤城ポークを振る舞ったら大変好評だったそうで、そんな時が嬉しいですね。
（有）ライジング・サン・ファーム 角田悟さん
豚が病気などにかからず、無事育ってくれた時にやりがいを感じます。規格通りに豚が成長してくれることも嬉しいですね。
さらに多くの人に楽しんでもらいたい
やわらかく、甘く、臭みのない肉質
田中さん
豚が健康に育ち、常に出荷数では最高成績が出せるように努力しています。赤城ポークは、麦をエサにしているため、脂身が甘く、さっぱりとしています。赤身も美味しいお肉です。ぜひみなさんに手に取っていただきたいです。
角田さん
たまに自分で、外国産の豚肉と食べ比べてみる時があります。赤城ポークは臭みがなく、その美味しさを実感します。先日県内の温泉街のレストランで、赤城ポークを使用しているというポスターを見て、思わず名刺を差し出してしまいました。こういったお店が増えて、みなさんに食べていただけると嬉しいですね。
JA赤城たちばな管内で生産されている地域銘柄豚。親豚は全農ハイコープ種豚の三元豚。出荷前の仕上げ期間、エサの１０%を麦類にすることで生まれる肉質が特徴。徹底した飼料管理と赤城山麓の美味しい水で育てられている。
【生産者情報】
事業者：赤城ポーク生産組合
代表：田中則之
電話番号：JA赤城たちばな 0279-56-4151
JA赤城たちばなサイトはこちら
銘柄一覧