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生産者の想い

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徹底した衛生管理と一頭一頭に気を配ることで

安心安全な上州麦豚を生産しています

 

 

この道40年の経験と赤城山南麓の豊かな環境から生まれた豚肉


有限会社上野養豚の上野実(うえのみのる)さんにお話を伺いました。

 

赤城山の南麓、前橋市苗ヶ島町で、上野養豚という養豚場を経営し、上州麦豚を生産しています。この辺りは空気が良く、見晴らしも素晴らしい気持ちの良い場所で、養豚の環境が整っています。JA前橋市管内には、同じく上州麦豚の生産者がほかにも7名もいて、養豚が盛んな地域です。
現在は、私と息子とスタッフの3名を中心に、母豚150頭規模で、繁殖・育成から肥育までの一貫経営をしています。令和3年の販売頭数は3600頭でした。
私は養豚を始めて40年。父が米や麦の生産と併せて豚を10頭ほど飼っていたのが始まりです。その後、JA前橋市さんとのお付き合いの中で、銘柄豚作りの先駆けとも言える系統造成豚事業に参加し、今の上州麦豚事業にも携わっています。

 

 

一頭一頭を注意深く観察し、細やかな管理で豚を健康に

これまで養豚をしてきて大変だったことは、豚の病気です。豚は病気にかかりやすいんです。ダメージが大きく苦しい思いを何度も経験してきました。ですから、豚が病気にならず上質な豚肉として送り出してあげることが生産者としての責任だと思っています。そのため、温度調整や換気、豚舎に入る人を制限するなど、管理を徹底しています。その中でも、一頭一頭の豚を観察すること、そしてエサの与え方を工夫していることが、上野養豚ならではでしょうか。
消費者の皆さんに、より安全でおいしいお肉を届けることを常に考えています。今の養豚業界の中で、うちは小規模な方ですが、その分、細やかな管理を徹底しようと思っています。

 

 

「上州麦豚おいしかった」の声を励みに、安全安心なお肉を出荷

出荷の2カ月ぐらい前から麦の入ったエサを与えることで、肉が柔らかく獣臭が抑えられた肉に仕上がっています。知り合いから「上州麦豚おいしかったよ」と言われると嬉しいですね。豚が無事に成長し、前年度より成績が上がったときもやりがいを感じます。
現在の衛生管理は昔よりも高水準になり、より安全で安心なお肉を提供できていると思います。今後もこの上州麦豚の味をより多くの人に届けていきたいと思っています。

 

 

おすすめは生姜焼き
日本の四季の中で育った豚肉をぜひ食卓に

我が家は、上州麦豚を使った生姜焼きがみんな好きでよく食べます。作る時に醤油と相性の良いプルーンエキスを入れるとペクチンも加わって肉が柔らかくなり、より一層美味しくなるんです。使ってもらうのはロースがいいと思います。本当にこれはおすすめです。
国産の豚肉は、外国産に比べて値段が高いとよく言われます。ただ豚肉に限らず日本の四季の中で育った農産物には価値があると思っています。育った環境を知って、その味を楽しむというのは大切なことで、その価値を皆さんに分かっていただけたらと思っています。
より多くの人に上州麦豚を食べていただき、生産が追いつかなくなるくらいになれば、ありがたいですね。そのためには、私たち生産者も販売に携わる機会を増やしていく必要があるかもしれません。

上州麦豚を使ったレシピはこちら

図3
上州麦豚
【銘柄特徴】
動物性タンパク質を排除し、穀物に麦を多く含む専用肥育飼料で契約農家により計画的に生産された統一銘柄名で、くせのないあっさりとした風味の人気の豚肉です。

【生産者情報】
事業者:株式会社群馬県食肉卸売市場
所在地:群馬県佐波郡玉村町上福島1189番地
代表:山口 靖則
電話番号:0270-65-2011

株式会社群馬県食肉卸売市場 公式サイトはこちら