旬感ぐんま

旬感ぐんま  2013年5月~7月

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今食べたい!旬の食材ネギ

  • 上州和牛  和牛のオリンピック全国5位、入賞
      古くから畜産の盛んな群馬県は、肉用牛の飼育頭数で全国第10位。上毛三山に抱かれた豊かな自然の中で群馬の環境を活かした飼育方法で育てられる上州和牛は、ほどよい脂質とうま味に秀でた肉質で、風味豊かな牛肉として好評です。この度、この上州和牛の秘めた実力を裏付ける快挙が生まれました。
      5年に一度、全国の和牛産地がその優劣を競い合う全国和牛能力共進会、通称「和牛のオリンピック」。昨秋、長崎で開催された大会、76頭で競われた枝肉部門で群馬県甘楽町の斎藤誠さんの和牛が、第5位を獲得したのです。脂肪の入り具合や色合い、ロースの大きさなどが高く評価された、まさに快挙でした。
    高地の強みを活かした最高級の和牛
      全国第5位の牛を育て上げた斎藤誠さん。その牛舎は、県南西部に位置する甘楽町秋畑地区、標高500メートルほどの山間の集落にあります。麓からの道は、クルマ一台通るのがやっとというほどの細い道で、しかもかなりの坂道。エサを運ぶにも、牛を出荷するにも、大変な労力のはず。なぜここで牛を? まず浮かんだのはそんな疑問でした。
      「それはもちろん、ここの環境が牛たちにとっていいからですよ」優れた和牛に育てるには牛の食欲が落ちる夏場にどれだけエサを食べさせるかが重要。「これだけ高地だと夏でも夜はヒンヤリしている。エサの食べ方が違うんですよ」もちろん子牛選びや飼料の配合にも肥育歴43年ならではの工夫を凝らします。
      「いえいえ、水と空気がきれいなおかげ。ただそれだけです」と笑う斎藤さんですが、今回の受賞をきっかけに、一人でも多くの人に上州和牛の魅力を知ってもらえたら……受賞の喜びをそう語ってくれました。
      牛との付き合いは長いですよ。クルマもない時代、麓から荷を上げるのは牛が引くリアカーでね。子どもの頃から牛引きをしていたんです。
      高校を出て、父の跡を継いで本格的に肥育を始めて、初めは5、6頭でしたが、だんだんに増やして今では100頭ほどになりました。まあこんな土地だからよいじゃあないけど、育てるからにはいい牛に育てたい。今回はこれまでの集大成のつもりで出品したんです。エサや育て方も工夫しました。おかげで体重も重くロース芯も太い、いい和牛になりました。
      やっぱり和牛はね、脂が違うんです。皆さんには和牛をもっと召し上がってほしいですね。そして一人でも多くの人に上州和牛の良さを知ってもらいたいと思っています。
    斎藤 誠さん(群馬県甘楽町)
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  • まだまだおいしいイチゴ食べられるんです おぜあかりんの巻
      一般的なイチゴの収穫が終わりを迎えるこの時期、「イチゴ大好き!」「もっとイチゴが食べたい!」そんな皆さんにオススメしたいのが、群馬県で育成されたイチゴ新品種「おぜあかりん」。群馬県北部の利根沼田地域で栽培され3月下旬から7月中旬まで出荷されています。甘くておいしいイチゴを、群馬県ではまだまだ食べられるんです。この「おぜあかりん」は、やや短い円すい形と光沢のある濃い赤色が特徴で、果肉がしっかりしているため日持ちが良く、食味も良好です。「おいしいイチゴを全国の消費者にお届けしたい!」そんなイチゴ農家の皆さんの思いが詰まった待望の品種なのです。
      このイチゴの開発には大変な苦労があったそうで、現場の方々も「おぜあかりん」には強い思い入れがあるといいます。この名前も、開発に携わった現場の方々が思いを込めてつけた名前なのだとか。何とも可愛らしい名前ですよね。
      ツヤが良く、ヘタが反っていて緑が濃い。それが新鮮なイチゴの証拠です。
      水っぽくなってしまうので、ヘタをつけたままさっと洗うのがコツ。あまり洗いすぎるとビタミンCも流出してしまうので気を付けましょう。ヘタの方から先端に向かって糖度が高くなりますから、ヘタ側から食べ始めると甘さをより感じることができますよ。
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編集後記

  •   いつも「旬感ぐんま」をご覧いただきありがとうございます。
      今回は、通称「和牛のオリンピック」と言われる和牛の全国大会で、上位入賞の快挙を果たした群馬の和牛、「上州和牛」を育てている斎藤さんの牛舎にお邪魔しました。特に印象的だったのは、斎藤さんの牛舎を囲む豊かな自然。山間の牛舎では、エサを運ぶにも牛を出荷するにも大変な労力がかかるはずですが、牛にとって最高の環境を求める斎藤さんの熱意が感じられました。
      ほどよい脂質とうま味に秀でた肉質が魅力の上州和牛を、是非御賞味ください。
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