1月のぐんまの農業(2025年)
冬あじさいの出荷始まる (1月中旬~)
【前橋市、伊勢崎市】冬あじさいが前橋市・伊勢崎市の鉢物生産農家から出荷されます。冬に開花する常緑性のアジサイで花(装飾花)の大きさが特徴です。
カーネーションの企画商品「応援花(おうえんか)」を出荷 (12月下旬~2月上旬)
【前橋市】前橋市内の鉢物生産者がカーネーションの企画商品として「応援花(おうえんか)」を商標登録し、生産しています。これは受験生を見守る方からの贈り物用商品として、「花弁が散らない(落ちない)」ことにあやかったメッセージ性を込めたカーネーションです。
県育成トマト「甘しずく」の出荷始まる (1月中旬~6月下旬)
【前橋市】前橋管内の一部のトマト農家では、群馬県育成品種「甘しずく」を栽培しています。果実は小振りながら甘さと酸味のバランスの良さと濃厚な味が特徴です。1月中旬から出荷が始まり、6月下旬まで一部スーパーや直売所などで販売されます。
佐波伊勢崎トマトセンター「上州娘」出荷本格化 (1月)
【JA佐波伊勢崎トマトセンター】佐波伊勢崎地区は県内でも有数の大玉トマトの産地です。収穫されたトマトは、JAトマトセンターへ運ばれ、選果機で効率的に選別され、箱詰めされます。選果されたトマトは、「上州娘」のブランド名で京浜地区を中心に出荷されます。
辛み大根出荷盛ん~冬の辛さは格別です~(周年)
【伊勢崎市】佐波伊勢崎地区では、周年で辛み大根の栽培に取り組んでいます。普通の大根よりも小さくて辛味の強い大根です。水分が少なく、おろしても水っぽくならないため、薬味として最適です。冬は低温でも辛さが落ちやすい時期ですが、品種選定によりしっかりした辛さがあります。
シュンギクの出荷盛ん (1月)
【伊勢崎市】ハウスで生産されたシュンギクは軟らかく香りもとても良いです。おひたしや和え物での利用はもちろん、今後冷え込みが強くなってくるため、鍋料理やすき焼き具材として食べても美味しいです。
ニラの出荷盛ん (1月)
【伊勢崎市】佐波伊勢崎地区のニラ栽培は、昭和30年代から始まり、県内でも有数のニラ産地です。作付け面積の多い生産者の中には契約出荷を行う生産者がおり、冷凍ギョウザ等の材料にもなっています。ハウス・露地の組み合わせにより周年出荷されていますが、1月~5月の出荷が特に多くなっています。
~糖度と味にこだわり~高糖度ミニトマトの出荷迎える(1月~5月)
【伊勢崎市】JA佐波伊勢崎では味と糖度にこだわったミニトマト「ル-ジュの宝石箱」の栽培に取り組んでいます。主に京浜市場に出荷され高い評価を受けています。また、管内の直売所でも販売されていますが、甘くて美味しいと評判です。丹精込めて栽培された、高糖度ミニトマトをフル-ツ感覚で召し上がってください。
アレッタ出荷本格化 (1月~3月)
【伊勢崎市】佐波伊勢崎地区では、若手生産者を中心に栽培に取り組んでいます。アレッタは、ブロッコリーとケールを交配した栄養価の高い新野菜です。12月から出荷が本格化し、3月まで継続的に市場や直売所に出荷されます。各種販促活動に積極的に取り組み、新規の栽培者も増えています。
春ウド、タラの芽の出荷はじまる (1月中旬~4月中旬)
【渋川市】渋川市では、ウドとタラノメの伏せこみ栽培が始まりました。出荷はタラの芽が1月上旬頃、うどが1月下旬頃に開始予定です。一足早い春をお楽しみください。
農薬の使用を減らすイチゴづくりに取り組んでいます(1月上旬)
【富岡市内イチゴハウス】富岡市内では、イチゴ「やよいひめ」の栽培が盛んで、1月に出荷最盛期を迎えます。天敵昆虫を利用した害虫防除に取り組む農家が増えており、化学農薬の使用を抑える取り組みを行っています。
促成キュウリの出荷始まる (1月下旬)
【高崎市吉井町】高崎市吉井町では、古くから施設キュウリの栽培が盛んで、21戸の生産者が栽培を行っています。12月上旬から促成キュウリの定植が始まり、1月から6月頃まで出荷されます。
リンゴの整枝・せん定作業始まる (1月~3月)
【中之条町、長野原町、高山村、東吾妻町】吾妻地域は、リンゴが約31ヘクタール栽培されている産地です。1月から各町村で整枝せん定講習会を実施し、それを節目にそれぞれの農家が本格的なせん定作業を開始します。整枝・せん定作業は、生産量や果実品質に係わる重要な作業のひとつであり、高い技術力が求められます。
山菜の王様「タラの芽」出荷始まる (1月~3月)
【中之条町、高山村、東吾妻町】吾妻地域では新春を迎えると山菜の王様「タラの芽」の出荷が始まります。畑で育てた穂木を一芽毎に切り分け、暖かいビニールハウスの中で芽を伸ばして出荷されます。品種は、群馬県育成品種の「ぐんま春王」です。
早春を彩る「枝物」の出荷始まる (1月~4月)
【中之条町】中之条町伊参地区では、レンギョウ、ハナモモ、サクラなど早春を彩る枝物の栽培が盛んです。切り枝を温室に入れ開花を促す「ふかし」と呼ばれる技術により出荷される枝物は、市場から高い評価を得ています。
イチゴの出荷が本格化(12月中旬~)
【沼田市、川場村、昭和村、みなかみ町 】利根沼田地域ではイチゴのハウス栽培が盛んで、促成栽培の「やよいひめ」、半促成栽培の「おぜあかりん」が栽培されています。「やよいひめ」は12月中旬から6月まで、「おぜあかりん」は3月下旬から7月まで出荷されます。
果樹のせん定作業が始まる (1月~)
【管内】利根沼田地域では、リンゴ、ブドウ、オウトウ等の果樹が栽培されており、1月からせん定作業が始まります。積雪のある果樹園での作業は大変ですが、枝や芽の状態を確認して、不必要な枝を切り除いていきます。
秋冬ハクサイ出荷盛ん(1月~3月中旬)
【JA邑楽館林管内】JA邑楽館林管内は秋冬ハクサイの栽培が盛んです。1月には出荷が最盛期をむかえます。寒風の中で丁寧に一つ一つ外葉をとって、綺麗に磨いて箱に詰められ、出荷されます。3月中旬頃まで出荷は続きます。
イチゴ「やよいひめ」出荷盛ん(12月~5月)
【JA邑楽館林管内】群馬県育成品種「やよいひめ」の出荷が本格化してきました。館林市内を中心に約30戸の農家で生産されています。他品種に比較すると、淡い上品な色合いの大玉イチゴで果皮が硬く日持ち、輸送性に優れています。ハウスの中で大きく育った赤色の果実は丁寧にパック・箱詰めされ、出荷されます。収穫は5月まで続きます。
促成キュウリ出荷始まる(1月~6月)
【JA邑楽館林管内】JA邑楽館林管内は日本有数のキュウリ産地です。12月に定植されたキュウリの出荷が始まりました。冬の日照が多い気象条件を利用して、ハウスでキュウリを栽培しています。出荷は6月まで続きます。
加工業務用キャベツ、レタスの出荷盛ん(10月~6月)
【JA邑楽館林管内】JA邑楽館林管内では、加工業務用のキャベツとハウスレタスの産地化に取り組んでいます。キャベツの出荷期間は12~6月、レタスの出荷期間は12~3月になります。また、ハウスレタス収穫後の空き期間を利用した4月どりのキャベツと初夏どりキャベツの作付けも年々増加しています。
促成キュウリ出荷始まる (1月~6月)
【桐生市、みどり市】桐生みどり地域では、促成キュウリ栽培が行われています。定植は12月~1月中心に行われ、今月から始まる出荷は6月まで続きます。
薮塚こだまスイカの定植盛ん (12~2月)
【太田市】太田市藪塚地区は、こだまスイカの栽培が盛んです。定植作業は12月から始まり1月にピークを迎えます。例年3月1日から収穫が始まり、京浜市場に向けて出荷されます。
高糖度トマト(ブリックスナイン)出荷始まる(1月~7月上旬)
【太田市】太田市新田地区では群馬県農業技術センターが開発した栽培方法を用いて、10名の農家が糖度9%以上というフルーツ並みの甘さを持ったトマトを栽培しています。JA邑楽館林と共計出荷しており、京浜市場等へ出荷されます。