きゅうり

きゅうり

栽培ポイント

  1. 露地栽培のため、気象の影響を受けやすくなります。無病で健全な苗を育成するとともに、水の流入や突風に対し万全の対策をたてましょう。
  2. 前半は地温の確保、盛夏期は地温上昇防止に努めましょう。
  3. 草勢を低下させない適切な追肥を行います。
  4. 整枝と葉かきが、肥培管理と並んで収穫期の長さを決める大きな要素です。

品種・は種

  • 播種期
    定植期から逆算して、30~35日前。
    定植は晩霜の心配がなくなる5月下旬から6月上旬。
  • 播種
    は種床の土の厚さは、最低5cm以上確保します。発芽後の葉の重なりを防ぐため、種を溝にそって縦に平行に並べるようには種します。覆土約1cm、地温28℃前後に設定しまう。発芽後は地温を徐々に下げましょう。

育苗

  • 床土の準備
    よく腐熟した有機質にとみ、通気性のよい床土を、鉢土分を含め2%以上用意します。充分かん水し、地温を上げておきます。
  • 定植苗齢
    本葉3~3.5枚

定植準備

  • 土づくり
    連作に注意し、適切な土壌改良を行います。堆肥は、必ず完熟したものを前年秋に施用しておきます。
  • 施肥
    10aの場合の必要養分量。
    N:17~27kg P:7kg 
    K:22~39kg
    摘葉数は1回1株あたり2枚までが理想。
  • 畦たて(※1)
    長期取りの場合は、摘葉、薬散が行いやすいよう支柱の間も人が通れるくらいの幅が必要です。

(※1)畑に作物を植えつけるため、一定の間隔ごとに列に沿って土を高く盛り上げる作業。

定植

適期の若苗定植を基本とする。マルチは適湿時に早めに行い、地温をあげておきます。

  • 株間
    品種の特性を良く把握して、仕立て方法を決定します。
    1本仕立て    50~60cm
    2~3本仕立て 60~120cm
    仮支柱をたて、誘引します。

定植後の管理

  • 整枝
    主枝第1果の着果節位は、8~10節とするが、節位にかかわらず、地上30cm以下には着果させないようにしましょう。
    また、中段の一番力のある側枝が活用できるよう、低段位にあまり着果させないようにしましょう。
    生長点を全部摘んでしまわないよう注意しましょう。
    特に、主枝の摘心時は元気の良い側枝を2~3本残します。
  • 摘葉
    老化葉、病葉を対象にするが、採光、通風を考慮して行います。摘葉数は1回1株あたり2枚までが理想です。
  • かん水
    キュウリは水で作ると言われるくらい水分は大切で、不足すると直ちに品質収量に影響します。 長期多収をねらうなら、かん水設備は必須です。
  • 追肥
    追肥は、10a1回当たり窒素成分で2~4kg、5~10日間隔を基本に、草勢を見て行いましょう。根の吸収力が弱っているときは、葉面散布を行います。

主な病害虫と防除対策

  • 育苗期
    無病、無傷が必須条件です。
    アブラムシ防除を重点に行い、高温や低温による焼け、風によるすれを出さないよう注意します。
  • 本圃
    圃場衛生に注意し、圃場内、周辺の除草を行い、摘んだ葉や側枝も圃場内に残さず処分します。
    整枝、摘葉は晴天の午前中に行い、その後、傷口を保護する殺菌剤を散布すると良いでしょう。
    薬剤散布は、その日のうちに薬液が乾くことが基本である。ただし高温時の散布は、薬害や草勢衰弱の原因になるので、早朝や露の降りない日の夕方行いましょう。
  • 防除のポイント
    【定植直後】アブラムシ、べと病、斑点細菌病
    【低温多湿時】灰色かび病、菌核病(※2)、黒星病
    【高温乾燥時】ハダニ類、アザミウマ類、うどんこ病

(※2)多くの野菜、草花に発生する病気で、低温、多湿の時におこりやすい。茎の地ぎわに白い菌糸が現れ、葉柄などを侵して腐らせてしまう。また、病気が進行するとネズミの糞に似た黒色の菌核をつくる。。被害植物を除いたり、薬剤を散布する。

収穫

朝どりを原則とするが、成長が早いため夕方涼しくなってから見残し分を収穫します。