しゅんぎく(家庭菜園サポート)
栽培ポイント
- は種時に寒冷紗(※1)被覆を行い、高温や乾燥による発芽不良を防止しましょう。
(※1)寒冷紗はポリエステルなどでできたレース地のような布地で、一般に遮光用にするが、防寒や防風、水分の蒸散防止などの目的でも利用される。
品種・播種
- は種期
7月中旬~8月中旬 - は種
畦間120~150cm、高さ5~10cmのベットに、条間18~20cmの条まきします。
栽培管理
- 間引き
直まき栽培では本葉5枚時に2回目の間引きを行い、15~18cm間隔にし、しっかりした株をつくりましょう。 - かん水
乾燥させないように適宜行います。10月下旬頃からは地温を下げないように晴天日の午前中に行います。 - 追肥
原則として株の状態を見ながら行うが、一般的には収穫後4~5日目位に行います。1回当たりの施用量はNK化成で10kg/10a位とします。 - 保温
10月下旬頃から夜間の保温のため、寒冷紗等で被覆します。
主な病害虫と防除対策
- 炭そ病(※2)
露地栽培は、株間30cm、条間60cmの1条植えとします。 - べと病(※3)
気温15~20℃の多湿条件で発生しやすいので、密植・過繁茂を避けます。肥切れ等により株疲れさせないようにします。 - アブラムシ類
寒冷紗被覆育苗を行い、生育初期の防除を徹底します。 - マメハモグリバエ
秋が暖かいと発生が多くなるので、薬剤で防除します。 - ネキリムシ
野菜の連作地で前作をすき込むと発生しやすくなります。 - ダニ類
乾燥すると発生しやすいので、適宜かん水を行います。
(※2)葉、茎や果実に、黒い病班をつくり枯死させる病害で、発生すると被害の進行はかなり早い。銅製剤やジネブ剤が効く。
(※3)気温20℃くらいで多湿の時に特に発生しやすく、葉に褐色の斑紋をつくる。薬剤で防除するか、敷きワラをして雨滴のはね上がるのを防ぐとよい。
収穫
主枝が25cm位に伸びた頃、本葉4~5枚を残して収穫(摘心)します。その後は側枝が25cm位に伸びた頃、葉を2枚残して順次収穫します。収穫時、1株に2~3本は側枝を残しましょう。