梅ジュースの作り方と、調理法によるポリフェノール含有量等の比較
夏は「白加賀」の梅ジュースで決まり!~クエン酸を手軽にチャージ~
梅には機能性成分も豊富に含まれています。
中でも疲労感の緩和などに効果があるとされているクエン酸の含有量はトップクラス!
梅は生では食べることが出来ませんが、梅ジュースにすれば、機能性成分も美味しく効率的に摂取出来ます。
梅ジュースには、いくつかの加工方法がありますが、今回の分析では、加工方法により味や成分に違いがあることが分かりました。
お好みの製造方法をチョイスして、この機会に梅ジュース作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
梅ジュースの「冷凍法」「レンジ加熱法」の各レシピはページ下部に記載しています。是非、お試し下さい!
【冷凍法】と【レンジ加熱法】による、ポリフェノール含有量・有機酸含有量の比較
【クエン酸の効能】
日常生活や運動後の一時的な疲労感を緩和する効果があると言われています。
【ポリフェノールの効能】
抗酸化力があり、活性酸素の発生やその働きを抑制したり、活性酸素そのものを取り除いてくれる効果があると言われています。
【冷凍法】梅ジュースのレシピ【マイルドが好きな方向け】
旬の時期に冷凍しておいた梅を使って、いつでも梅ジュースを作ることが出来ます。
冷凍した梅で作った梅ジュースは、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸(酸味を感じる成分)が少なく、あっさりとした優しい味が特徴です。
【材料】
青梅:1kg 砂糖:700g
【作り方】
- 青梅は水洗いし、よく水気を拭き取る。
- 串の先を使って梅のヘタを取る。
- ビニール袋に入れ、冷凍する。
- 広口瓶に冷凍梅と砂糖を交互に入れ、最後に砂糖を加えて密封し、冷暗所で保管する。
- 時々、瓶を揺り動かして梅のエキスが出やすいようにする。
- 砂糖が全部溶けたら完成。※約4~5倍の水や炭酸水で希釈して飲む。
【レンジ加熱法】梅ジュースのレシピ【刺激と機能性を求める方向け】
「簡単に梅ジュースを作りたい。飲みたい!」という方は、レンジでチンしてすぐ飲める「梅ネクター」がオススメ!
加熱により成分がよく抽出されるので、クエン酸などの有機酸やポリフェノールも豊富。酸味も強く、濃厚な味わいが特徴です。
【材料】
青梅:500g 砂糖:200g 水:100cc
【作り方】電子レンジ出力800W
- 梅はよく洗って1~2時間水につけてアク抜きをし、水気を拭き取る。
- ガラスのボウルに分量の水と砂糖を加え、電子レンジで2分加熱し、砂糖を溶かす。
- ボウルを取り出し、梅を加え、上にゆるくラップをして電子レンジで2分加熱する。
- 青梅が完全に黄色くなり、柔らかくなるまで様子を見ながら、2分ずつ加熱を繰り返す。
- 裏ごしして保存瓶に入れ、冷蔵庫で保存する。※3~4倍の水で薄めて飲む。