2)タラノキ
1. 生育特性
  タラノキは、5月中旬〜9月下旬までに急速に生長し、ほぼ5日間で一葉を展開し続け、1年木で25〜30葉、2年木で30〜40葉となる。5月〜8月までは葉の乾物重が最も高い特性から、各葉への養分供給が継続的に行われる必要がある。
2. 適正施肥量及び施肥法
  窒素の過剰施用によって立枯疫病を誘発する場合もあり、成分量で10a当たり15kgを超える施用は避ける。また、種根植付け前の施肥については、多窒素状態では発芽不良等が発生しやすいため、窒素成分量は10a当たり3kg以内とし、6月に10a当たり5〜7kgを追肥後、断根しないよう培土、土寄せし、肥料の流亡を防止する。
  2年木については、初期生育が早くから始まるが、やはり多肥による過繁茂によって倒伏しやすくなることから、窒素成分量で10a当たり10〜12kgまでとする。2年忌の場合、根域が全面に広がっているため、管理機等による土壌管理は根を傷め、立枯疫病が発生しやすくなることから避ける。
  リン酸が欠乏した場合、穂木の充実が不良となり、促成栽培時に駒木が乾燥しやすく、促成芽の生育が著しく悪くなる。