上手な採り方

なし

力まかせに下から引っ張ると樹を傷めてしまいます。つかんでそのまま横にしてもぐようにすると、実と枝を結ぶ軸のところからきれいに採れます。なし畑は虫や蚊が多いので、肌の露出を避け、虫除けスプレーをつけると安心です。

陽の当たるところに実った赤くて重みのあるものを選びましょう。引っ張ると果柄が取れてしまうので、人差し指を果柄まで伸ばし、下から上に持ち上げるようにすると簡単に採れます。

粒１粒の実がしっかりしていて色の良いものを選びましょう。袋に入っているものは、そのままの状態で軸をハサミで切って採ります。重ねるとつぶれやすく傷みやすいので、自宅に持って帰ったら、パックに入れて冷蔵庫で保管しましょう。

陽の十分当たっているところから順番に熟していきます。樹の上方部で色つやのよい実を選びましょう。さくらんぼの茎の根元には翌年の花芽が生まれています。これを摘んでしまうと翌年から実がつかなくなってしまうので、十分気をつけて丁寧に採ってください。

粒全体が青黒く色づいて、引っ張ると簡単に採れる実を選びましょう。色づいていても簡単に採れないものはまだ完熟していません。皮が薄いので、手の力を抜いて１粒ずつ優しく摘み採るのがポイント。たくさん採れたときは冷凍保存がおすすめです。

色が真っ赤で、ヘタが反っているのが完熟で甘い実です。ちょっとの圧迫ですぐに傷むので、まだ赤くない実はなるべく触らず、赤い実を選んで摘むようにします。摘む時は、下に引っ張らずヘタの部分をそっと持って、横に折るようにして摘むと簡単です。