旬感ぐんま

旬感ぐんま  2015年2月~4月

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今食べたい!旬の食材ネギ

  • ブリックスナイン  群馬が誇る甘~いトマト
      近年、人気が高まっているフルーツトマト。その先駆け的存在が、群馬県の東部地域で生産されている「ブリックスナイン」。その名のとおり、糖度(=ブリックス)が9度以上のこのトマトは、糖度5~6の一般的なトマトに比べるととても甘いトマトです。地中にシートを敷き込み、根に与える水分の量を制限することでトマトの糖度を高める方法により栽培されています。水分量を制限するため一般的なトマトに比べると収量が少なく実も小ぶりですが、一度食べるとその甘くて濃い味にきっとやみつきになるはずです。
    信頼される産地を目指して
      ブリックスナインの生産者は、現在19名。全体で約5.5ヘクタールの規模で栽培を行っていましたが、昨年2月の大雪で約3割のハウスが倒壊しました。
    「8月に種を播いて1月から収穫の一発勝負だから、昨年は大雪にやられてしまって本当に大変だった。まだ全部のハウスが再建してはいないけれど、今年は頑張って作っています」
      そう語るのは、JAにったみどり管内で最大規模の生産を行っている「フルーツトマトのコグレ」代表、小暮昭彦さん(43)。まだ高糖度トマトに取り組む産地の少なかった父親の代から「ブリックスナイン」を作り続けてきました。
      「トマトが盛んな土地ではないから、どうせ作るなら変わったトマトを作ってみたかったんです。生産者は多くないけれど、だからこそ、高品質のトマトを安定して供給できるよう、地域一丸となって取り組んでいます。」
      平成25年度には、共計ブリックスナイン協議会(JAにったみどり、JA邑楽館林)が日本農業賞優秀賞を受賞。農業経営や技術の改革と発展に意欲的に取り組んでいることが評価されました。
      小売店や飲食店等の実需者、そして一般の消費者にもファンが多いといいます。「飲食店の方には、フォアグラなどの高級な食材にも引けをとらない、料理に負けない存在感のあるトマトと評価していただいています。一度食べてもらえれば、必ずまた食べたいと思ってもらえるはずです」そう嬉しそうに語る小暮さんの笑顔が印象的でした。
      ブリックスナインの栽培で最も大変なのは、毎日の水の管理です。与える水分の量によって糖度と収量が変わってくるので、そのバランスが重要。水分をとことん減らして、とにかく糖度の高いトマトを作るのは簡単だけど、高品質で、かつ、きちんと収量も確保してこそ、産地として信頼され、多くの人にブリックスナインを食べていただけるのだと思っています。
      商品名で9度の糖度をうたっている以上、糖度の管理も徹底しています。JAで出荷の際に検査をするのはもちろん、我々生産者も糖度を確認しながら選果選別を行っています。
      これからも信頼される産地を目指して、地域一丸となって生産に取り組んでいきたいです。
    小暮  昭彦さん(群馬県太田市)
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編集後記

  •   いつも「旬感ぐんま」をご覧いただき、ありがとうございます。
      今回は、群馬が誇る高糖度トマト「ブリックスナイン」を取材しました。一口に高糖度と言っても、適度な糖度を実現するのは至難の業。糖度が高すぎると、今度は苦みが出てしまうのだそうです。絶妙な甘さのトマトができるのも、木暮さんが長年培ってきた経験により、毎日作物の状態を見て、水分の量を適切に調整しているからこそ。丹精込めて作られた 「ブリックスナイン」を是非一度お試しください。きっとやみつきになるはずです。
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