11月のぐんまの農業(2024年)
ダイコン干しの作業始まる (11月中旬)
【前橋市(大胡地区等)】前橋市北部の農家では漬物用のダイコンを栽培しており、収穫後のダイコンを2週間ほど林の中で干す姿が、11月中旬頃から嶺、横沢、滝窪地区等で見られます。
シクラメンの出荷最盛期 (11月~)
【中部管内】前橋市を中心に9戸の鉢物農家が生産したシクラメン約8万鉢が、年末商材として出荷されます。
イチゴの出荷始まる (12月上旬~)
【前橋市】前橋管内ではイチゴの栽培が行われています。県内主力品種である「やよいひめ」等の販売が、12月上旬から始まります。
ブロッコリー、キャベツの出荷始まる (11月~)
【伊勢崎市、玉村町】JA佐波伊勢崎管内は、ブロッコリ-や加工キャベツの栽培が盛んです。8~9月に定植され、11月から収穫を迎えます。本年は害虫被害やゲリラ豪雨による冠水に対応しながら丁寧に栽培に取り組んでいます。
ゴボウの種まき盛ん (11月)
【伊勢崎市】伊勢崎市南部は夏ゴボウの産地です。夏ゴボウの種まきは10月下旬から始まり、1ヶ月程度で終了します。これから芽を出したゴボウは、冬を越し、来年の5月~8月に収穫期を迎えます。
アレッタ収穫が始まります (11月~)
【伊勢崎市】11月からアレッタの出荷が始まります。アレッタは、ブロッコリーとケールを交配した比較的新しい野菜です。生産者も増えつつあり、今後も積極的に販促活動に取り組みます。
ぐんまとろりん出荷中 (11月~)
【伊勢崎市】「ぐんまとろりん」は、群馬県が育成したやまといもの新品種です。「ぐんまとろりん」は食味のよい本県産やまといもの特性をいかしながら調理や加工がしやすい棒形状であることが特徴です。差別化商品としてJA佐波伊勢崎で販売されています。
下仁田ネギの出荷とコンニャク複合型作物としての取組(11月~)
【榛東村、渋川市赤城地区】渋川地域でも、下仁田ネギの生産に取り組んでいます。10月中旬から始まり、11月~12月に最盛期を迎えます。下仁田ネギは、肉質が柔らかく、鍋物やすき焼きに最適です。熱を通すと、とろりとした食感になり甘みと風味が増します。近年では、コンニャク複合型作物として、作付けに取り組む生産者が増えており、今年では、赤城地区で新規2名の方が作付けに取組んでいます。
秋冬ブロッコリー・アレッタ出荷始まる(11月~)
【渋川市】渋川地域では94戸の生産者がブロッコリーを約120ヘクタール栽培しています。晩秋から冬にかけ長期出荷できるよう、品種や作型を工夫してブロッコリーが10月から3月にかけ出荷されます。アレッタはブロッコリーとケールを掛け合わせてできた野菜で、JA赤城たちばなでは新しい特産品として産地振興しています。11月からアレッタの出荷が始まり、近年市場での知名度が向上しており、販路も拡大しています。
コンニャクの出荷最盛期 (10月中旬~12月下旬)
【安中市】安中市の特産物であるこんにゃくは、10月下旬から掘取作業が始まり、現在最盛期を迎えています。収穫したこんにゃく芋はこんにゃく製品に加工され、全国へ出荷されます。掘取作業は12月下旬まで行われます。
下仁田ネギの出荷始まる(11月~1月)
【高崎市吉井町】高崎市吉井町は下仁田ねぎの生産が盛んで、約30戸の生産者により栽培されています。前年の秋に播種し、1年かけて栽培してきた下仁田ネギの出荷が、11月頃から始まります。
カリフラワーの出荷はじまる (11~2月)
【藤岡市・高崎市吉井町】藤岡市及び高崎市吉井町では、JAカリフラワー研究会によりカリフラワーが生産されています。現在、定番の白色のカリフラワーが出荷されていますが、12月頃からはロマネスコの収穫も始まります。
秋冬ブロッコリー出荷最盛期を迎える (11月~2月)
【JAたかさき】JAたかさきの管内では66戸の生産者がブロッコリーを約13ヘクタール栽培しています。晩秋から冬にかけ長期出荷できるように品種や作型を工夫している秋冬ブロッコリーが11月から2月にかけ、出荷されます。
特産下仁田ネギ出荷はじまる (11月下旬~2月上旬)
【富岡市・下仁田町・甘楽町】200年以上の歴史と伝統がある特産下仁田ねぎが、いよいよ収穫期を迎えます。太くて独特の甘みがある下仁田ねぎが、全国に出荷されます。
吉井町でタマネギ定植が始まる (11月中旬)
【高崎市吉井町】吉井町では、9月に播種したタマネギの苗が、11月中旬頃から定植となります。収穫は、翌年の5月下旬~6月頃に行われます。
特別栽培タマネギ植え付け始まる (11月中下旬)
【富岡市・下仁田町・甘楽町】甘楽富岡地区では、特別栽培タマネギの苗の植え付け作業が始まります。農薬と化学肥料を通常の半分以下に減らす栽培で、消費者にも大変喜ばれています。
「上州ねぎ」の出荷始まる (11月中旬~2月下旬)
【JA碓氷安中】JA碓氷安中のブランドねぎである上州ねぎは、下仁田ねぎと長ねぎの中間の特性を持ち、太くて長く甘みがあり、鍋料理のほか、様々な料理に使えます。約80戸の農家が8ヘクタール程度栽培しており、京浜市場を始め、大阪市場など関西地域にも多く出荷されています。
上州ねぎの出荷始まる (11月中旬~2月)
【藤岡市・高崎市吉井町】上州ねぎは長ねぎと下仁田ねぎの中間の形状で、鍋物にも向いており、最近需要が増えています。11月中旬頃から出荷が始まります。
国府白菜の収穫始まる (11月中旬~3月上旬)
【高崎市国府地区】高崎市(旧群馬町)の国府地区は「国府白菜」の産地として有名で、12月が出荷最盛期となります。昭和初期からの産地で独自の黄色の巻紙で包まれ、主に県内市場から近県に出荷されます。また、地区内の農産物直売所でも販売されています。
キウイフルーツの出荷始まる (11月中旬~4月上旬)
【甘楽富岡地区】11月20日に出荷目揃い会を行い、キウイフルーツの出荷が始まります。主に京浜市場に出荷されるほか、地元の直売所でも販売されます。甘楽富岡で生産されるキウイフルーツの主力品種は、緑色系の「ヘイワード」ですが、直売所や道の駅には、果肉が黄色い品種や果肉の一部が赤い品種など珍しい種類のキウイも並びます。
美味しいハクサイが出荷されます(11月~)
【長野原町北軽井沢応桑地区】この時期に標高900~1,200メートルの長野原町北軽井沢応桑地区で収穫されるハクサイは、平地よりも早く霜にあたり甘さが増しています。美味しいハクサイで、鍋料理はいかがでしょうか。
ベニバナインゲン(花豆)の新豆出荷が始まる(11月~)
【長野原町、嬬恋村、中之条町六合地区】ベニバナインゲンは主に高冷地で栽培されており、吾妻地域で収穫されるベニバナインゲンは特に大粒です。地域を代表する特産品の一つであり、温泉地などで加工品がお土産品として販売されています。
大鉢シクラメンの出荷始まる (11月上旬~12月中旬)
【沼田市、昭和村、みなかみ町】11月上旬から12月中旬にかけて贈答用の大鉢(5~6号鉢)のシクラメンが出荷されます。利根沼田地域では夏季の冷涼な気候を活かし、色鮮やかで日持ちのよいシクラメンを生産しています。9月から始まっているミニシクラメンの出荷に続き、大鉢の出荷が最盛期を迎えます。
令和7年用水稲種籾の出荷 (11月上旬)
【沼田市、みなかみ町】利根沼田地域では「コシヒカリ」の種籾の生産を行っています。生産された令和7年用の種子の出荷が11月上旬に行われる最終の検査の後、始まります。
リンゴ「ふじ」収穫最盛期 (11月中旬~)
【利根沼田管内】利根沼田地域は県内一のリンゴの産地であり、管内の観光リンゴ園では紅葉見物等の観光客で賑わっています。主力品種である「ふじ」の収穫が11月中旬から始まります。
ブロッコリーの収穫最盛期 (11月~12月)
【桐生市、みどり市】桐生みどり地域はブロッコリーの栽培が盛んです。収穫は10月から始まり、例年は11月から12月にかけて最盛期を迎えます。近年温暖化傾向のため、最盛期は多少前後しますが、春頃まで収穫は続きます。
ハクサイの出荷始まる (11月~12月)
【邑楽館林管内】邑楽館林地域では近年、出荷期間の拡大、生産者の所得向上のため、結束(頭しばり)作業の必要がない、年内どりハクサイの生産が増加しています。肌寒いと感じる日も増えてくるこの時期、体を温めるお鍋の他に定番の漬け物、また中心の葉の柔らかい部分はサラダにもおすすめです。
ヤマトイモの出荷始まる (11月~)
【太田市】太田市尾島地区はヤマトイモの生産が盛んな地域です。葉が黄色く色づく頃が、新イモの堀り取り時期です。出荷は10月末から始まります。
トルコギキョウの出荷始まる (11月下旬~7月上旬)
【太田市、館林市、板倉町】トルコギキョウは近年、盛んに品種改良が行われている切り花で、花色、花型の豊富さで人気があります。東毛地域はトルコギキョウの生産が盛んで、11月下旬から出荷が始まります。その後、7月にかけて主に都内の花市場へ出荷されるほか、地元の直売所でも購入することができます。
シクラメンの出荷最盛期 (11月下旬~12月中旬)
【桐生市、みどり市、館林市、板倉町、明和町】東毛地域は、シクラメンの生産が盛んで、11月下旬から12月中旬にかけて出荷盛期を迎えます。この時期には直売を行っていて、多種多様なシクラメンが満開に咲く温室内の中から、お気に入りの逸品を購入することができます。