苗の定植
定植作業のポイント
- 風の少ない晴れた午前中がよい。
- 果菜類は前日に植え穴にたっぷり水を入れておく。
- 定植の数時間前に軽くかん水しておくと、鉢、トレイから苗を取り出しやすい。
根鉢をくずさないように取り出す。ポリ鉢苗は鉢を軽く手でもみ、土を手で押さえながら鉢を逆さにすると容易に抜ける。
- 深植にならないよう、やや浅植とする。接ぎ木苗は接ぎ木部分が土に接しないように注意。
- 植え付け後株元をかるく押さえ、たっぷりかん水する。
- 果菜類は仮支柱を立てる。
うねの作り方
- うねの方向は南北を基本とします。
- 傾斜地の場合は土の流亡を防止するために傾斜に対して直角の方向とする。
- うねの高さは10~12cmとし、排水条件で調整する。
被覆資材の利用
マルチ
水分保持、肥料養分の流亡防止、地温の上昇または抑制、水の跳ね上がりによる土の付着(病害)の防止が目的。
- 黒マルチ 雑草防止と地温上昇(中小)
- グリーンマルチ 雑草防止と地温上昇(中)
- 透明マルチ 地温上昇(大)
- 白黒ダブルマルチ 地温上昇抑制
- シルバーマルチ アブラムシ対策、地温上昇抑制
- しきわら 地温上昇抑制(効果大)、雑草防止、厚さ1cmで効果
- その他 環境に優しい、光崩壊性、生分解性
【上手に張るポイント】
- 土壌水分がある。
- 無風、晴天日、できるだけ気温の高い時間帯。
- ベットをていねいにならし、土とマルチを密着させる。
- マルチにバタツキがあるとマルチ効果が落ちるほか、作物に障害を与えることがある。
トンネル
保温による作期の拡大、風よけ
- 塩化ピニール、ポリフィルム 保温性大、換気が必要
- 寒冷紗(白) 害虫の進入防止、300番が一般的
- 寒冷紗(黒) 遮光、気温上昇抑制
- 不織布 保温、換気が不要
- 遮光ネット(黒) 遮光、気温上昇抑制
- 遮光ネット(シルバー) 遮光、気温上昇抑制