さといも

さといも

栽培ポイント

  1. 土壌の湿気を好む作物であり、乾燥しやすいほ場は、かん水により増収効果が高い。
  2. 連作するといや地現象を起こしやすいため4~5年の輪作を必要とする。

品種・播種

  • 品種
    土垂(どだれ)
  • 増殖方法
    種芋によって増殖を行う。

ほ場整備

  • 土づくり
    根の伸長は入梅までの間は水平伸長をし、夏の乾燥に伴い斜伸長や縦伸長する。根が浅く、特に乾燥に弱いので、堆肥施用による保水力の増加を図り深耕により根張りを良くさせましょう。
    石灰の吸収が多い作物で、不足すると芽つぶれ症が発生しますので、適正量の石灰を施しましょう。
  • 施肥
    堆肥や石灰は、植え付けの20日前に施用し土とよく混和します。
    10平方メートル当たり 堆肥 30kg、苦土石灰2kg、化成402号など 1kg 

植付け

  • 栽植密度
    畦幅140×株間40cm
  • 植付け方法
    15cm程度の溝を堀り、芽を上にして植え、覆土は15cm程度行います。植付け後、土壌が乾燥している場合はかん水を行い、黒ポリマルチをし、押さえ土で風に飛ばされないようにします。

栽植後の管理

  • マルチ穴あけ
    地温の上昇とともに萌芽し、覆土を割り発芽状態になるので、発芽が始まったらマルチに芽が出る程度の穴をあけます。
    遅れると高温障害等により生育が阻害されるので注意しましょう。
    マルチは収穫まで張ったままにしておきます。
  • 追肥・土寄せ
    7月上旬頃、追肥を行う。20日間隔で2回通路に施肥します。
  • わき芽かき
    5月下旬~6月中旬に発生したわき芽は鎌等で刈り取り、親芽の1本立ちとします。
    放任すると小芋は増収せずに品質は低下し、収量も少なくなってしまいます。
  • かん水
    7月~8月の高温、乾燥期にはかん水を十分に行いましょう。 かん水は日中の高温時を避け、朝又は夕方に行ないます。

主な病害虫と防除対策

  • アブラムシ、ハスモンヨトウ
    6月から8月 にかけて発生するので、2~3回、適用薬剤を散布し防除します。
  • ハダニ類
    高温乾燥時に発生するので、発生初期に適用薬剤を散布し防除します。
  • 乾腐病・軟腐病
    連作すると多発します。4~5年位、他の畑で作付けましょう。種芋は病気の発生していない畑から獲った健全なものを用いましょう。
  • 芽枯れ症
    水田転作や酸性土壌に発生が多発します。石灰等の土壌改良資材を適量施用し防ぎます。

収穫

10月上旬頃から降霜前に堀り上げます。芋は貯蔵ができますので春まで楽しむことができます。