2024年4月
4月のぐんまの農業(2024年)
ナシの受粉作業始まる (4月上旬)
【前橋市大島地区】赤城の恵ブランド「大島梨」の産地である前橋市大島地区では、ナシの花が開花すると、高品質なナシ生産を目的とした人工受粉作業が始まります。ナシの花の雌しべ一つ一つに丁寧に花粉を付けていく作業で、この地域の風物詩となっています。
促成キュウリ出荷盛期 (4月)
【伊勢崎市、玉村町】県内有数の産地である佐波伊勢崎地域のキュウリは7月まで出荷が続きます。収穫されたキュウリのほとんどは、「なす・きゅうり選果場」で効率的に箱詰めされ、主に京浜市場等に出荷されています。
ハウスナスで天敵放飼始まる (4月)
【伊勢崎市、玉村町】ハウスナス栽培では害虫の天敵である生物農薬「スワルスキーカブリダニ」を利用して化学農薬のみに頼らない環境に配慮した栽培に取り組んでいます。暖かくなり、ほ場では天敵の放飼が始まります。
ハウスズッキーニの出荷が始まります (4月上旬~6月中旬)
【安中市】安中市は、ハウスズッキーニの県内有数の産地になっており、2月下旬からハウス内にズッキーニが作付けされ、4月上旬頃から出荷が始まります。8戸の農家が高品質で一足早いズッキーニの生産に取り組んでいます。
露地ナス定植始まる (4月中旬~5月中旬)
【藤岡市、高崎市吉井町】多野藤岡地域は県内有数の露地ナス産地であり、地域を代表する品目となっています。4月中旬から定植が始まり、6月~11月の間、主に京浜市場へ出荷されます。
秋冬ネギ定植始まる (4月中旬~5月)
【藤岡市、高崎市吉井町】多野藤岡地域では長ネギや上州ネギの栽培が行われており、大規模農家では機械化が進んでいます。4~5月から定植が始まり、半年後の10月から収穫となります。
サヤインゲン出荷始まる(4月上旬~6月下旬)
【甘楽富岡全域】甘楽富岡地域ではサヤインゲンの出荷が4月上旬から始まります。当地域で栽培されている品種は「サーベル」で、丸さやですじが少なく、甘みが強いことが特徴で、6月下旬まで出荷されます。
JAあがつま水稲育苗センターが稼働 (4月上旬~5月下旬)
【中之条町】吾妻地域では、稲のは種が始まります。 約5万9千箱の苗生産を一手に引き受けている水稲育苗センターは4月上旬から5月上旬まで種まきを行い、5月から始まる田植えに備えるため、この時期は大忙しです。
鉢物アジサイの出荷最盛期 (4月下旬~5月上旬)
【中之条町】「母の日」向けの鉢物アジサイが出荷最盛期を迎えます。品種は花色がピンクから緑(夏)、赤(秋)へと変化する「フェアリーアイ(妖精の瞳)」を中心に、様々な花色や花形のアジサイが栽培されています。日頃の感謝を込めたプレゼントにいかがですか。
トルコギキョウの植え付け始まる(八ッ場ダム関係生活再建事業) (4月上旬~7月中旬)
【長野原町林地区】長野原町林地区は、夏から晩秋(7月下旬~11月)にかけて、高冷地の冷涼な気候を活かした色鮮やかなトルコギキョウの出荷を行っています。4月以降のハウスの中では、農家が慣れた手つきで一生懸命に苗を植え付けています。この植え付け作業は、7月まで続きます。
水稲育苗センターで苗の出荷が始まる (4月上旬~6月上旬)
【沼田市・みなかみ町】利根沼田地域のおいしい米づくりに欠かせない苗の生産が、JA利根沼田水稲育苗センターで始まります。農家の高齢化等により育苗センターの役割も重要になっている中、総数約14万枚の苗が順次出荷されます。温湯種子消毒機を導入し、農薬使用量を削減しています。
果樹の花が満開 (4月下旬~6月中旬)
【沼田市・昭和村】利根沼田地域では、沼田市と昭和村の農家により約5万3千鉢が栽培されています。最近では花色が豊富になり、代表的な赤、ピンク色のほか、黄色、オレンジ色など、様々な花色があります。当地域から出荷されたカーネーションは首都圏の市場へ出荷されるほか、県内のスーパー、ホームセンター、地元の直売所などでも購入することができます。
鉢物カーネーション出荷始まる (4月下旬~5月上旬)
【沼田市・昭和村】沼田市と昭和村では、約5万3千鉢のカーネーションが栽培されています。最近では花色が豊富になり、代表的な赤色やピンク色のほか、黄色、オレンジ色など、様々な花色があります。当地域から出荷されたカーネーションは、首都圏の市場へ出荷されるほか、県内のスーパー、ホームセンター、地元の直売所などでも購入することができます。
バラの出荷始まる (4月中旬~)
【沼田市・昭和村】利根沼田地域では、昭和村を中心に8戸の農家がバラを生産しています。当地域は冬季の気温が非常に低いため、冬季は加温を中断しバラを休眠させたのち、3月上~中旬ころから加温を再開します。出荷は4月中旬ころから始まり、母の日に向けてピークを迎えます。この時期だけでも約20万本のバラが京浜市場へと出荷されます。
雪んこりんごの掘り出し (4月下旬)
【沼田市】みずみずしくシャキシャキとした食感が好評の「雪んこりんご」の掘り出しが行われます。玉原スキーパークに埋雪されたりんごが3カ月振りに姿を現し、ゴールデンウィークの楽しみの一つとして販売されます。
レタスの育苗が最盛 (2月上旬~8月下旬)
【昭和村】JA利根沼田野菜苗育苗センターでは、利根沼田のレタス生産を支えるためレタス苗を生産しています。合計約5,000平方メートル、16棟のハウスを使い、品種や時期など農家の要望にあわせ、まさに職人技で計画的に生産されており、約15万本の苗を農家に供給します。
秋冬ネギ定植始まる (4月~5月)
【太田市】太田市は、県内有数のネギ産地です。秋冬ネギが中心に栽培されており、4月から5月にかけて定植され、10月中旬頃から収穫が始まります。近年は、ネギ黒腐菌核病対策として、水稲等との輪作に加え、農薬を適期に散布するなどの体系防除が普及しています。
高糖度トマト「ブリックスナイン」出荷最盛期 (3月~5月)
【太田市(新田地区)】「ブリックスナイン」は、県農業技術センターが開発した栽培技術で育てられた、糖度が9度以上の美味しいトマトです。新田・館林地域で栽培され、全国有数の高糖度トマト産地となっています。新田地域では10名が栽培に取り組んでいます。
母の日ギフト向けのカーネーションの出荷始まる (4月下旬~5月上旬)
【館林市、板倉町、明和町】邑楽館林地区は鉢物カーネーションの全国有数の産地で、母の日に向け約39万鉢が出荷されます。近年では花色が豊富になり、赤やピンク、黄、オレンジなどの単色のほか、複数色や時間とともに色が変化するなど様々な品種があります。当地のカーネーションは品質が高く、母の日ギフト用商材として人気を博しています。
鉢物アジサイの出荷始まる (3月下旬~5月上旬)
【桐生市、みどり市、明和町】東毛地域は県内最大の鉢物アジサイの産地です。生産者の多くが所属する群馬県あじさい研究会では、人気のフェアリーシリーズを中心に、多様な品種を生産しています。出荷は3月中旬から始まり、母の日にかけて出荷の最盛期を迎えます。
露地ナス定植始まる (3月下旬)
【桐生市、みどり市】桐生市、みどり市はナスの生産が盛んです。約100戸の生産者が28haを栽培しており、施設ナスの出荷は3月下旬から始まります。出荷の多くは7月下旬まで、一部は11月まで続きます。