2023年12月
12月のぐんまの農業(2023年)
ぐんまとろりん出荷中 (12月~)
【伊勢崎市】「ぐんまとろりん」は、群馬県が育成したやまといもの新品種です。「ぐんまとろりん」は食味のよい本県産やまといもの特性をいかしながら、調理や加工がしやすい棒形状であることが特徴です。差別化商品としてJA佐波伊勢崎で販売されています。
JA佐波伊勢崎ブランド「ちぢみホウレンソウ」の出荷盛ん (12月~2月)
【伊勢崎市】伊勢崎境地区を中心にちぢみホウレンソウの栽培に取り組んでいます。出荷は12月から始まり、2月下旬までの期間限定品です。ちぢみホウレンソウは冬の寒さを十分に受けることで甘みが濃縮されます。年内出荷、年明け出荷それぞれで1回ずつ糖度検査を実施し、年内出荷は糖度8以上、年明け出荷は糖度10以上の食味良好なホウレンソウが出荷されています。
加工用キャベツの出荷盛ん (12月~3月)
【伊勢崎市】伊勢崎管内では平成10年頃から加工キャベツの生産に取り組んでいます。出荷は11月から始まり、4月末まで続きます。通常の段ボール出荷ではなく、大きな鉄コンテナに直接集荷される様子は圧巻です。収穫後は、主にサラダ用のカット野菜や総菜の原料として使用されています。
イチゴの出荷始まる (12月上旬から6月上旬まで)
【前橋市】前橋市では約30戸のイチゴ生産農家が、群馬県育成品種の「やよいひめ」を中心としたイチゴを栽培しています。12月上旬から販売され、12月下旬からは「やよいひめ」の販売が盛んとなり、6月上旬まで市内の観光イチゴ園やスーパー・直売所等で販売されます。
ちぢみホウレンソウの出荷盛ん (12月から2月)
【前橋市】ちぢみホウレンソウは独特の外観で、冬の寒さを受けて甘みが増します。粕川地区を中心に栽培され、糖度の基準を満たしたものだけが、12月から2月下旬まで出荷されます。
観光イチゴ園の開園始まる(12月中旬頃から6月まで)
【渋川市(樽、子持、伊香保地区)】渋川市内には6件の観光イチゴ園があります。「やよいひめ」を中心に、多彩な品種を栽培しています。農園ごとに特徴もあるので是非足を運んでみてください。
下植木ネギ出荷最盛期 (12月中旬)
【伊勢崎市】下植木ネギは、伊勢崎市下植木町を中心に200年以上にわたり大切に栽培されてきた伝統野菜です。栽培者数が少なく「幻のネギ」とも言われ、12月から収穫が始まり、主に鍋物用に使用されます。
シクラメンの出荷最盛期 (12月中旬まで)
【中部管内(前橋市、渋川市、伊勢崎市)】前橋市を中心に、9戸の生産農家がシクラメンを栽培しています。クリスマス・お正月を彩る花として、12月中旬まで出荷されます。
特別栽培イチゴの出荷が始まる (12月下旬から5月下旬まで)
【渋川市・吉岡町】渋川管内には38戸のイチゴ生産農家がいます。そのうち6戸で「特別栽培認証」のイチゴづくりに取り組んでいます。「特別栽培イチゴ」は、化学肥料、化学農薬を慣行栽培より5割減らして栽培しています。環境に配慮して栽培されたイチゴを多くの方に食べていただきたいと思います。
お正月を彩る花「花梅」の出荷 (12月中下旬)
【前橋市(金丸・宮城地区他)】お正月用の「花梅」が12月中旬~下旬にかけて出荷されます。畑から収穫してきた枝を温室に入れ、水揚げをしながら露地より早く開花させる「ふかし栽培(促成栽培)」を行います。主に関西、東京方面を中心に出荷されます。
ウメの冬季剪定の徹底(11月~2月頃)
【高崎市、安中市、富岡市、甘楽町】ウメは、夏季と冬季の2回剪定を実施します。休眠期間中のこの時期の剪定は、不要な太枝の除去や切り返し剪定、間引き剪定とを組み合わせて形を整え、害虫対策と若い結果枝や側枝の維持を目的に行います。
JAたかさきトマト選果場稼働(11月下旬~)
【JAたかさきトマト選果場(高崎市木部町)】12月4日にJAたかさきトマト選果場稼働式が開催され、出荷が始まります。JAたかさきのトマトは「うれっ娘(こ)トマト」のブランドで知られ、11月から6月まで出荷が続きます。
国府白菜出荷最盛期 (11月~12月)
【JAはぐくみ国府支店】高崎市国府地区では、「国府白菜」の収穫が最盛期を迎えます。白菜2個を1束にして、黄色い巻紙に包んで出荷されます。主に県内市場やJAに出荷され、季節の商材として人気があります。重量もあり、甘みが強いことから鍋を始めとして、浅漬けやキムチにも適しています。
全国有数の切り花シンビジューム出荷最盛期(12月下旬)
【藤岡市】シンビジュームは年末年始を彩る切り花として人気があります。藤岡市では、全国有数の切り花シンビジューム産地が形成され、クリスマスや暮れ・正月の需要期に向けて、出荷最盛期を迎えます。8名の生産者が丹精込めて育てたシンビジュームは、丁寧に箱詰めされ京浜市場を中心に出荷されます。
イチゴやよいひめの出荷始まる(12月中旬)
【藤岡市】JA多野藤岡苺生産組合では、45戸の組合員が群馬県育成品種のやよいひめを栽培しています。夏の高温で管理が難しい気象条件の下で、1年以上かけて苗から育てられてきました。出荷は12月上旬から始まり、6月上旬まで続きます。
ふじ娘トマトの出荷始まる(12月上旬)
【藤岡市】JAたのふじトマト生産販売組合では、選果場利用により、品質の均一化はもちろんのこと、多種多様な荷姿での出荷を行っています。出荷時期は12月上旬から7月上旬まで続きます。
ロマネスコ収穫はじまる(12~1月)
【藤岡市・高崎市吉井町】ロマネスコタイプのカリフラワーが今年も収穫となります。特徴的な形が人気で、最近は品種改良が進み、甘さや香りが向上しました。通常の白いカリフラワーは11月から出荷が始まっています。
いよいよ本番、特産「下仁田ネギ」出荷最盛期(12月上旬~1月下旬)
【下仁田町、富岡市、甘楽町】200年以上の歴史を誇る特産「下仁田ネギ」は、12月から出荷最盛期となります。太くて甘くとろけるような食感がとても人気です。各地の市場を通じて販売されるほか、直売所や地元の沿道販売などでも販売されます。
イチゴ出荷始まる(12月中旬~5月下旬)
【富岡市】甘楽富岡地域におけるイチゴの主要品種「やよいひめ」の出荷が始まります。生産者は暖房のほか、電照や炭酸ガス発生機などを導入して生育促進に努めており、大きく引き締まった果実が育っています。
山菜の王様「タラノメ」の出荷始まる(12月上旬~4月上旬)
【富岡市、甘楽町、下仁田町】山菜の王様と呼ばれている「タラノメ」の出荷が始まります。群馬県は全国でも有数の出荷量があり、甘楽富岡は県内で最も生産量の多い地域です。ふかし栽培といわれる方法で栽培され、京浜市場を中心に、地元直売所やインショップ等に出荷されています。本格的に出荷が始まった県育成品種「ぐんま春王NT」は緑の色づきが良く、身がしまっていると評判です。
干しいも販売始まる(12月下旬~)
【東吾妻町、中之条町、長野原町、高山村】吾妻の寒風を十分浴びた「やわらかくて甘い」干しいもが、12月末頃から直売所等を中心に販売が始まります。10月上旬から収穫したサツマイモはキュアリング後に低温貯蔵して糖化させ、皮をむいた後に蒸して天日干しします。高山村の生産組合は村内の遊休農地などで栽培したサツマイモ「紅はるか」や「シルクスイート」を使い、干しいもを生産しています。また、長野原町の八ッ場ダム周辺の農地ではサツマイモが生産されており、干し芋乾燥機を導入している法人もいます。その他町村でも、個人や団体等で特色のある干しいもづくりを行っています。
イチゴ出荷始まる(12月中下旬~)
【東吾妻町、中之条町、高山村】吾妻地域では、「章姫」と「やよいひめ」等の品種が栽培されています。12月中下旬から5月頃まで収穫され、市場出荷を始め、道の駅、個人の直売なども行われています。今年は、定植後、晴天が続いているため、糖度の高いイチゴの収穫が見込まれています。
イチゴの出荷が始まる(12月~)
【沼田市、川場村、昭和村、みなかみ町】利根沼田地域では、促成栽培の「やよいひめ」と冷涼な気候を生かした半促成栽培の「おぜあかりん」が作付けされ、7カ月間に及ぶ長期栽培を行っています。12月から出荷が始まり、本格的なイチゴシーズンに入ります。
アスパラガスの出荷が始まる(12月下旬)
【沼田市、昭和村】利根沼田地域では、12月上旬にアスパラガスの株を掘り上げ、ハウス内に伏せ込んで加温する促成栽培が盛んです。この栽培方法は、当地域の生産者が全国に先駆けて取り組んだもので、正に発祥の地です。「利根沼田のグリーンアスパラガス」として名が知られており、12月下旬~3月下旬まで出荷されます。
ウドの出荷が始まる (12月下旬)
【沼田市、昭和村】利根沼田地域のウドは、根株をハウス内に伏せ込んで加温し、年末から春先にかけて出荷する緑化促成という作型です。群馬県が育成した品種の「利根白」も4割程度栽培されており、食味もアクが少なくて軟らかいという特性があります。
年内出荷のハクサイ収穫最盛期(11月~12月)
【邑楽館林管内】年内出荷ハクサイは、凍霜害防止を目的とした結束作業(頭しばり)の必要がなく、出荷期間と規模の拡大が可能なため、近年徐々に作付けが増加しており、今年は10月26日から出荷が始まり、11月中頃には最盛期に入ります。気温が低下するこの時期から、鍋物を中心に漬け物や、柔らかな中心部分はサラダなど様々な料理を楽しむことができます。
イチゴ出荷始まる(12月中下旬~)
【太田市】太田市では「やよいひめ」を主力にイチゴが裁培されています。「やよいひめ」は12月中下旬から収穫が始まり、5月中旬頃まで続きます。
シクラメンの出荷最盛期(12月上~中旬)
【桐生市、みどり市、館林市、板倉町、明和町】東毛地域は、シクラメンの生産が盛んで、11月下旬から12月中旬にかけて出荷盛期を迎えます。この時期には直売を行っていて、温室内を散策しながら、お気に入りの逸品を購入することができます。
ネギ収穫盛ん(12~1月)
【太田市】太田市の特産物である秋冬ネギの収穫が盛んです。12~1月に出荷最盛期をむかえ、収穫は4月中旬頃まで続きます。
促成トマト定植最盛期(12月)
【みどり市】みどり市笠懸地区はトマトの産地です。促成トマトの定植は11月から始まり、12月に最盛期を迎えます。出荷は2月から始まり、6月中旬頃まで続きます。
ちぢみホウレンソウ出荷始まる(12月~2月まで)
【桐生市、みどり市】寒さにあたり糖度を増したちぢみホウレンソウの出荷が12月から始まります。ちぢみホウレンソウは12月1日から12月末までは糖度8度以上、1月以降は糖度10度以上の規格で出荷され、2月までの冬期限定生産です。