2024年2月
2月のぐんまの農業(2023年)
結束ハクサイ出荷盛ん (1~3月)
【伊勢崎市、玉村町】今年も結束ハクサイの出荷時期になりました。年末に寒さで傷まないように頭部を結束し、おいしさを閉じ込めています。冬の寒さで甘くなったハクサイを召し上がってください。
トマトの出荷進む (1~6月)
【伊勢崎市、玉村町】トマトセンターでは、JAのブランドトマト「上州娘」の出荷が始まっています。これから順次増加し、春の最盛期を迎えます。スタンドパック(袋出荷)等の販売も実施しています。
半促成ナスの定植進む (2月)
【伊勢崎市、玉村町】ハウスの中に植え付けられたナスの出荷は2月から始まり、7月まで続きます。訪花昆虫を必要としない単為結果性品種の導入が始まっています。
お節句用のハナモモ出荷 (2月上旬から)
【前橋市(宮城地区他)、渋川市(北橘地区)】お節句用のハナモモが出荷されます。畑から枝を切り調製・結束後、専用の促成室に入れて、花蕾を大きくしてから出荷します。ハナモモのピンク色はひな祭りに春の彩りを添えてくれます。
オステオスペルマム「カラーズハーモニー」出荷 (2月中旬から)
【前橋市】「カラーズハーモニー」は、前橋の関口氏が育種したオステオスペルマム(南アフリカ原産・キク科)3品種を1鉢に寄せ植えし、色の調和を楽しんでもらうために名付けた商品名です。パープル系、レモン系、ヴィエント系、パープルの八重系の4パターンがあります。シンフォニー研究会会員3名が生産し、県内と首都圏の市場へ数量限定で出荷されます。
トウモロコシの種まき始まる (2~4月)
【伊勢崎市】6月~7月に収穫を迎えるトウモロコシの種まきが、2月中旬からはじまります。佐波伊勢崎産のトウモロコシは、皮がうすくジュ-シ-で甘いと高い評価を得ています。
促成キュウリの出荷始まる (2~7月)
【伊勢崎市、玉村町】管内は県内でも有数の促成キュウリの産地です。12~1月に定植されたキュウリはこの後、7月まで出荷が続きます。
群馬県育成タラノメ品種「ぐんま春王NT」の出荷が最盛期を迎える (2~3月)
【藤岡市】「ぐんま春王NT」は群馬県農業技術センターが育成し、平成29年に品種登録されました。「ぐんま春王NT」の特性は穂木の生育が非常に良く、トゲが少ないため作業性にも優れ、良質で大きなサイズのタラノメが多数収穫できることです。なお、出荷の最盛期は2~3月になる見込みです。
ハウスズッキーニの定植が始まります (2月下旬~)
【安中市】安中市では、2月下旬からハウスズッキーニの定植が始まります。温度変化への対応が難しいですが、露地栽培にさきがけ、4月上旬には出荷が始まり、高値で取引されます。安中市は、ハウスで栽培されるズッキーニの県内有数の産地になっています。
促成キュウリ出荷始まる (2月~7月)
【高崎市吉井町】高崎市吉井町ではキュウリ栽培が盛んです。年末から1月にかけて定植し、出荷は2月から始まります。厳しい冬の寒さの中、温度管理に細心の注意を払いながら栽培に努めています。
県内有数のタラノメ産地・出荷最盛期 (2月上旬)
【富岡市、甘楽町】甘楽富岡のタラノメ栽培は県内有数の生産量を誇り、約5ヘクタール栽培しています。保温したハウスで「ふかし栽培」が行われ、京浜市場等に向けて出荷しています。
冬ニラ出荷最盛期 (2月)
【富岡市、甘楽町】冬ニラの産地である甘楽富岡地区では、約20ヘクタールの作付けがあり、80戸程の農家が栽培に取り組んでいます。1月下旬から2月にかけて出荷最盛期となり、月に60トン程のニラが出荷されます。ニラは軽量野菜で高齢者や女性でも取り組みやすい野菜ですが、出荷調整の手間がかかります。そこで、JA甘楽富岡ではニラのパッケージセンターを活用することにより、出荷労働力を軽減しています。
高原野菜の苗作りが始まっています (2月~)
【嬬恋村、長野原町】高原野菜産地の長野原町では1月中旬、嬬恋村では2月中旬より、葉菜類のは種作業が始まります。
長野原町や嬬恋村の一部では育苗用ハウスで育苗作業が行われますが、嬬恋村の多くの生産者は安中市や渋川市など嬬恋村より標高が低く、暖かい地域で行います。植え付け作業は雪解けを待って、長野原町では3月中旬頃から、嬬恋村では4月上中旬頃から始まります。
冬アジサイの出荷始まる (1月下旬~3月上旬)
【みどり市、明和町】冬アジサイはタイワントキワアジサイと西洋アジサイを交配して育成したガクアジサイで、従来の品種と比べて約2か月早く開花します。一足早い春の訪れを感じさせる鉢植えとして、全国の市場へ出荷されるほか、生産農家では直売も行っています。
キュウリ・トマトの出荷始まる (2月上旬)
【桐生市、みどり市】桐生市、みどり市はキュウリ・トマトの栽培が盛んです。促成作型の収穫、出荷が2月から本格的に始まります。収穫は6月下旬まで続きます。
半促成ナスの定植始まる (2月中旬)
【桐生市、みどり市】桐生市、みどり市は無加温ハウスにおける半促成ナス栽培が盛んです。定植は2月中旬から、収穫は3月下旬から始まります。今年は栽培面積の約3分の2で単為結果性ナスが導入される見込みです。