2024年8月
8月のぐんまの農業(2024年)
お盆に向けたコギクの出荷 (8月)
【渋川市(旧北橘村ほか)】渋川市では、露地コギクの栽培が盛んです。約40名ほどの生産者が、お盆の需要に向けて作業を行っており、県育成品種の「小夏の月(黄色)」「小夏の風(白色)」「小夏の恋(赤色)」を中心に、様々な品種が出荷となります。
ブロッコリーの育苗・定植盛ん (8月)
【前橋市】前橋市では富士見地区や南橘地区等を中心に、秋冬ブロッコリーの栽培が盛んです。市内300戸ほどの生産者が、ほ場等で育苗を行い、8月上旬~9月中旬に定植します。
ナシの収穫始まる (8月上旬~)
【前橋市】前橋市では木瀬地区を中心に、ナシ栽培が盛んで、8月上旬からナシの直売所がオープンします。品種は「幸水」から始まり「豊水」「あきづき」へと続き、毎年消費者からは「みずみずしく、美味しい」と高評価を得ています。
ブドウの収穫始まる (8月上旬~)
【榛東村、吉岡町】榛榛東村、吉岡町は県内有数のブドウ産地で、8月に入ると観光ブドウ園がオープンします。甘みの強い「デラウェア」から始まり、「藤稔」「巨峰」「ピオーネ」や「シャインマスカット」「クイーンニーナ」など、観光園ならではの多くの人気品種が楽しめます。
露地ナスの出荷最盛期 (8月)
【伊勢崎市、玉村町】佐波伊勢崎地区は県内でも有数の露地ナスの産地です。V字仕立て等で管理され、品質の高い品物が出荷されています。露地ナスの出荷は8月に最盛期を迎え、11月上旬まで続きます。新規に取り組む生産者も増加しています。
ブロッコリーのは種始まる (8月上旬~)
【伊勢崎市・玉村町】JA佐波伊勢崎管内ではブロッコリーを重点品目としています。8月上旬からは種作業が始まり9月に定植、10月下旬から2月にかけて収穫されます。
シュンギクのは種始まる (8月中旬~)
【伊勢崎市、玉村町】JA佐波伊勢崎管内では、あかぼり、たまむら地区を中心にシュンギクの栽培が盛んです。8~9月には種し、9月中旬から3月頃まで出荷されます。
抑制キュウリ出荷始まる (8月下旬~)
【伊勢崎市、玉村町】JA佐波伊勢崎管内では抑制作型キュウリの栽培が盛んです。8月下旬から出荷が始まり、11月まで出荷されます。
秋ソバは種作業最盛期 (8月上旬~9月上旬)
【渋川市】県内一のソバ産地渋川市では、赤城山麓、榛名山麓で秋ソバのは種作業が最盛期となります。8月上旬から9月上旬にかけて、150ヘクタールを超えるは種作業が行われ、9月の下旬にはソバの花が見頃を迎えます。
オクラ出荷最盛期 (6月下旬~10月)
【藤岡市・高崎市吉井町】JAたのふじ管内では高齢者や女性を中心にオクラ生産が盛んで、8月に出荷最盛期となります。
もぎたて果実の直売 (7月~10月)
【高崎市】 7月上旬から10月下旬まで、高崎市特産のくだものの直売が始まります。スモモ、モモ、ネクタリン、ナシなど様々な品目を長い期間楽しむことができます。
スモモ 7月上旬~9月上旬
モモ 7月中旬~8月下旬
ネクタリン 8月中旬~9月中旬
ナシ 8月中旬~10月下旬
雨よけ栽培のトマト出荷が盛ん (7月~11月)
【高崎市倉渕町】高崎市倉渕町では、冷涼な気候条件を利用して、夏秋トマトを栽培しています。出荷は、8月にピークを迎え、11月上旬頃まで続きます。
甘楽富岡でオクラが出荷最盛期 (8月上旬~8月下旬)
【甘楽富岡地区全域】甘楽富岡地区のオクラが出荷最盛期を迎えました。環境に配慮した栽培を進める産地として、その地に生息する天敵を活かす技術に取り組んでいます。収穫は10月頃まで続きます。
甘楽富岡でブロッコリーの定植が始まる (8月上旬~下旬)
【甘楽富岡地区全域】甘楽富岡地区では、約25名によりブロッコリーが栽培されています。秋冬での出荷を目指して、8月上旬から定植作業が始まります。
抑制キュウリ定植始まる (8月上旬~下旬)
【高崎市吉井町】吉井町片山地区では施設キュウリの栽培が盛んです。抑制栽培のキュウリはお盆前後に定植が行われ、9月から収穫が始まります。
カリフラワー定植始まる (8月中下旬)
【藤岡市および高崎市吉井町】JAたのふじ管内では、白色のカリフラワーの他、オレンジ色のカリフラワーやロマネスコも生産されています。8月に定植した苗は11月以降に収穫となります。
国府果菜苗組合秋苗の出荷始まる (8月~9月)
【高崎市】国府果菜苗組合ではブロッコリー、キャベツ、ハクサイなど、秋苗の出荷が始まります。株が充実し高温、乾燥に強いと定評があります。
コギクの出荷が盛ん (8月~9月)
【甘楽町・富岡市】甘楽富岡地区はコギク生産が盛んな地域で、特に甘楽町秋畑地区では傾斜の厳しい畑で多くのコギクを生産しています。盆や彼岸に向けた8~9月が出荷ピークで、首都圏や北海道などへ出荷しています。
「なんもくの花」の出荷が盛ん (8月~9月)
【南牧村】宿根草類や花木の切り花生産が盛んな南牧村では、傾斜地の畑で50品目を超える切り花を栽培し、首都圏を中心に、北海道まで出荷しています。8~9月はキク、セダム、ワレモコウ、クジャクアスターなど「なんもくの花」の主力品目の出荷が最盛期を迎えます。
彩りあざやかなスプレーマムの出荷最盛期 (8~9月)
【吾妻管内】吾妻地域では、冷涼な気象条件を活かした彩り鮮やかなスプレーマムの出荷が最盛期を迎えます。夏場の産地として出荷量も多く、市場評価も高いです。栽培品種も多種多様で、仏花としてだけでなく、アレンジメントなど様々な用途に使用されています。
「六合の花」出荷最盛期 (8~9月)
【中之条町六合地区】中之条町六合地区は、山野草や宿根草の生産が盛んで、これらの草花を「六合の花」と称して市場出荷しています。セダム、フジバカマ、ヒメヒマワリ、コスモス、シュウメイギク等多種多様な草花が生産されており、8~9月にかけてが出荷最盛期です。
リンドウ出荷最盛期 (8~9月)
【高山村】高山村では、村の花「リンドウ」の栽培が盛んです。高山村のリンドウは、防虫ネットを被覆し栽培しているため、害虫による被害も少なく、蜂による交配も防ぐため、他産地と比べて高品質で日持ちが良いと市場からも高い評価を受けています。
夏秋トマト出荷最盛期 (8月)
【吾妻郡内】吾妻地域では、昼夜の温度差を利用し、みずみずしいトマトが出荷されます。令和3年に、JAトマトセンターの選果機がリニューアルされ、選果選別機能が更に向上し、品質の揃ったトマトが出荷されています。
露地ナス出荷最盛期 (8月)
【吾妻管内】吾妻地域では、露地ナス生産が盛んです。JAパッケージセンターが7月3日から稼働し、出荷先に合わせた袋詰めを行っています。今年は気温が高く、定期的な降雨もあり概ね順調に出荷されています。
高山きゅうり出荷最盛期 (8~9月)
【高山村】「高山きゅうり」は高山村の在来種で、重さ300~400グラム、長さ25~30センチメートルとなる大きなきゅうりです。瓜に似ており、皮は薄黄緑色に白いかすれた模様が入り、ずんぐりとした容姿です。道の駅などの直売所やデパートでも販売されています。肉厚のみずみずしい果肉とパリっとした皮が特徴で、生食だけでなく漬け物や炒め物、煮物など様々な料理に利用されています。
高原野菜の出荷最盛期 (8月)
【長野原町北軽井沢・応桑地区】長野原町北軽井沢・応桑地区では、標高1,000メートル前後で栽培されているキャベツ、スイートコーン、ズッキーニなどの高原野菜の収穫が最盛期を迎えます。それに合わせて、周辺の野菜直売所も次々とオープンします。
キャベツ収穫最盛期 (8~10月)
【嬬恋村】夏秋キャベツの生産量54年連続日本一(年間約20万トン)を誇る嬬恋村産キャベツの生育は順調で、日量2,000トン以上の出荷ピークを迎えています。近年では、安心・安全なキャベツを消費者に提供するため、残留農薬の自主検査に取り組んでいます。
観光ぶどう園オ-プン (8月下旬~)
【沼田市、川場村、みなかみ町】利根沼田地域では、ブドウが約31ヘクタール栽培され、昼夜の温度差により着色が良く糖度の高い高品質なブドウが生産されます。8月下旬の沼田市ぶどう組合の開園式を皮切りに、約70戸のブドウ園では直売やブドウ狩りが始まります。
雨よけトマトの出荷最盛期 (8月~10月)
【沼田市・みなかみ町・片品村・昭和村・川場村】5月下旬に植え付けられた雨よけトマトは、7月中旬から本格的な出荷が始まり、8月には最盛期を迎えます。利根沼田地域は標高が高く、夏でも夜温が低いため、品質、食味が良いことから市場評価は高く、首都圏を中心に出荷されています。出荷は毎日休みなく、霜の降りる10月下旬まで、「夏美人」「尾瀬トマト」の名称で出荷されます。
エダマメの出荷最盛期 (8月上旬~)
【沼田市・みなかみ町・片品村・昭和村・川場村】利根沼田地域では沼田市を中心に周辺各町村でエダマメが栽培されています。当地域の耕地は標高300メートル~700メートルにあり、夏季の昼夜の温度差を生かして高品質なエダマメが生産されています。4月に種をまき、8月に出荷最盛となります。
スプレーギク、コギクの出荷最盛期 (8月上旬~中旬)
【沼田市】利根沼田地域では、沼田市を中心に11戸の農家でキクの栽培が行われ、お盆に向け、スプレーギク、コギクの出荷が最盛期を迎えます。当地域は標高が高いため、花の発色が鮮やかなのが特徴です。主に京浜市場へ出荷されます。
グリーンアナベルの出荷最盛期 (8月下旬~9月下旬)
【片品村、沼田市】利根沼田地域では、片品村を中心に切り花アジサイの栽培が盛んです。アジサイの白花品種「アナベル」は、開花後に日光を遮り、鮮やかな緑色に変化させてから収穫するのが特徴です。主に京浜、関西方面の市場へ向けて出荷されます。
片品村のとうもろこし街道 (8月上旬~10月頃まで)
【片品村】 片品村下小川地区から国道120号沿いの約5キロメートルの街道沿いに、焼きとうもろこしを中心とした直売所が30軒ほど並びます。通称「とうもろこし街道」と呼ばれ、8月上旬から最盛期となります。
抑制キュウリ定植最盛期 (8月上旬~下旬)
【桐生市、みどり市】抑制キュウリの定植が8月に最盛期を迎えます。桐生市、みどり市の抑制キュウリ生産者は約100戸で、収穫は9月上旬から11月下旬まで続きます。
桐生・みどり地域酒米ほ場現地巡回 (8月下旬)
【酒米栽培ほ場】桐生・みどり地域では、耕作放棄地の発生防止の取組として酒米生産を推進しています。作付面積は取組初年度から年々増加し、令和6年度は9.94ヘクタールで栽培が行われます。今後、生産から出荷までを円滑に行い、産地づくりを進めるため、栽培状況の確認および生産者や関係者の情報交換の場として現地巡回を開催します。
早場米収穫始まる (8月下旬)
【板倉町】邑楽郡板倉町は早場米コシヒカリの産地です。8月下旬から収穫が始まります。
ナシの収穫始まる (8月上旬~)
【明和町】主要品種の幸水の収穫が始まります。明和町のナシは、ほとんどが直売所及び宅配で販売されています。
ブドウの収穫始まる (8月上中旬~)
【桐生市、みどり市、太田市】桐生市、みどり市、太田市のブドウ園で、ブドウの収穫、直売が始まります。人気のあるシャインマスカットや、藤稔、クイーンニーナ、BKシードレスなどさまざまな種類のブドウが楽しめます。