ベニバナインゲン(家庭菜園サポート)

栽培ポイント
- 1ベニバナインゲンは冷涼な気候でないと結実しにくい性質を持つため、標高1,000m
程度の高冷地が栽培に適しています。 - 支柱が台風や強風で倒されると著しく減収するため、風当たりの強くないほ場を選 定し、過繁茂にならないよう栽培管理を行います。
品種・播種
- 品種
紫花豆(紅花系在来種) - は種期
5月下旬~6月上旬 - は種
平均晩霜日の10日前には種するようにしましょう。6月上旬までに強い霜を受け成長点が阻害された場合は、新たに種をまきましょう。 - は種方法
深さは2~3cm、1か所1粒まきとし、種子のヘソを下に向けては種します。 - 栽植密度
株間130~180cm
ほ場整備
- 栽植方法
は種20~30日前に土壌改良資材と堆肥を施用し、土と良く混ぜておきます。 - 施肥
肥料不足により初期生育が劣ると、その後の生育にも影響するため、基肥を主体に施肥します。ベニバナインゲンは窒素成分を多く施用すると過繁茂となり収量が低下するため、施用量は前作の作付状況や堆肥の種類を考慮して設定しましょう。 - マルチ張り
ポリマルチを使用することで生育促進、雑草抑制、土壌水分の保持、肥料流亡の防止などの効果が得られます。ポリマルチは95cm幅を用い、播種7~10日前までに、適湿条件(土を握るとまとまり、軽く崩れる程度)で展張します。 - 支柱の立て方
ベニバナインゲン用アーチパイプ(高さ3.6m、太さ19mm)を使用します。支柱間隔は約1.8mとし、端部には筋交いや杭を設置して強度を高めます。繁茂しやすいですが、キュウリ支柱でも代用可能です。ツルが伸びる前に、ネットを張り終えましょう。
は種後の管理
- 除草
ツルがネットに巻き付き始める6月下旬頃に、通路の除草を兼ねて中耕します。茎葉が繁茂してからの中耕は根を傷めるため、草刈機などで除草します。防草シートの活用も有効です。 - 支柱立て
つるが伸びる前に支柱とネットを張り終えるようにしましょう。 - 追肥
6月末~7月上旬の開花初期頃、草姿に応じて追肥します。高温条件下での追肥は過繁茂につながりやすいため、タイミングに注意します。 - つる切り
10月中旬頃(初霜の7~10日前)を目安とします。2週間予報などで降霜時期を判断し、できるだけつる切りは遅くしましょう。
主な病害虫と防除対策
病害虫による減収を防ぐため、予防と観察を徹底し、早めの対策に努めます。
- 灰色かび病
冷涼・多湿条件で発生しやすく、花弁に感染するため開花期に多発します。密植や過繁茂を避け、被害莢や花弁はほ場外に持ち出すなど、ほ場衛生に努めるとともに、適用薬剤を散布します。 - 角斑病
多雨条件で発生しやすく、葉や莢に角状の病斑を形成し、被害が拡大すると下葉から落葉します。過繁茂を避け、被害葉や莢はほ場外に持ち出します。 - アブラムシ類
生育初期に葉裏やツル先端に寄生し、葉の萎縮を引き起こします。発生確認後は速やかに適用薬剤を散布します。 - メイガ類、オオタバコガ
高温・少雨条件で多発し、莢内に侵入して子実を食害します。周辺雑草を除去や適用薬剤を散布します。
収穫
- 黄褐色~茶褐色になった莢から、複数回に分けて収穫し、収穫遅れに注意します。
- 翌年の種子は、カビ、虫害、割れ、発芽などを除き、大粒で斑紋のバランスがよく、
形が良い充実した種子を選んで確保します。